「高齢者疑似体験」を実施しました
2024/02/28
平素は大越観光バスのご利用を賜り、御礼を申し上げます。
さて、
2月16日に、栃木県社会福祉協議会様より「エルダートライ」を
お借りして「高齢者疑似体験」を行いました。
具体的には;
*肘・ひざが自由に曲がらないようにする装具
*声や音などを聞こえづらくするためのイヤーマフ(ヘッドホンのようなもの)
*視野狭窄や緑内障を疑似体験できるゴーグル
*姿勢が自然と前かがみになるようひざと上半身をつなぐハーネス
*腕用・足用のおもり
*手袋
*杖
を装着し、「疑似体験中」のゼッケンをつけて実際に「いちごバス」に
乗車してみました。
最初のうちはみんな元気で、話し声(イヤーマフが装着されていましたので
声のボリュームが7割増し)も聞こえていたのですが、時間がたつにつれ
口数も少なくなり…。
*バスの乗り降りも難儀になり
*バス車内の電光掲示や音声の確認も難しく
*財布から小銭や回数券・整理券の取り出しも大変
*車内で小物や杖を落としてもすぐには拾えず
*翌日は半数以上が筋肉痛に見舞われる
という事態となりました。
まずは装身具取付から
さあ、出発(すでに動きは鈍い) 車内はこんな感じ。口数少なく。
降りるのにも一苦労 思うように整理券と硬貨が投入できない様子。
ご高齢のお客様や肢体にハンデをお持ちの方がバスのご利用に際し
どう感じていらっしゃるか、を運転士が体験できたことは、今後のさらなる
サービス向上に役立つと考えております。
最後に、今回ご協力を賜りました真岡市並びに栃木県社会福祉協議会の
皆様に心より御礼を申し上げます。